入管案件の初回ヒアリングで集める情報と、未確認事項の整理表
初回面談では、聞いた話と資料で確認した事実を分けて記録します。この記事では、就労に関する在留資格の変更相談を例に、次の確認作業へ引き継ぐための整理方法を紹介します。法定の提出書類一覧ではなく、事務所内の情報整理用の例です。
1. 最初に、相談の目的と期限を確認する
現在の在留資格、在留期限、希望する活動、開始予定日を確認します。依頼者の説明だけで確定せず、在留カードや契約資料と照合する欄を残します。手続きの種類や対応可否は、専門家が最新の一次情報と個別事情を確認して判断します。
2. 情報ごとに、根拠資料と確認状態を残す
| 項目 | 確認する資料・内容 | 状態と次の作業 |
|---|---|---|
| 現在の状況 | 在留資格・期限と在留カードの照合 | 未確認/資料受領予定日を記録 |
| 希望する活動 | 開始予定日、職種名に加え具体的な作業 | 未確認/担当業務を質問 |
| 学歴・職歴 | 修了・在職の期間と証明資料 | 資料待ち/依頼先と予定日を記録 |
| 雇用条件 | 契約書の業務・報酬等と説明の一致 | 確認済み/資料名・版を記録 |
| 追加の確認事項 | 説明と資料の不一致、未回答の質問 | 未確認/担当者を決める |
「確認済み」は、何を見て確認したかまで記録します。回答がない欄に推測を書き足さず、未確認として担当者と確認日を決めます。期限は事務所内の作業予定であり、法定期限とは分けます。
3. 架空案件では、こう記録する
以下は説明用の架空例です。申請の可否や許可の見込みを示すものではありません。
- 希望する業務:システム開発。具体的な担当工程は未確認。
- 学歴:情報系の課程を修了したとの説明。卒業証明書・成績証明書は資料待ち。
- 雇用条件:契約書案を受領。実際の担当業務と記載内容の照合は未完了。
- 次の作業:雇用先へ業務説明を依頼し、証明書受領後に入力情報を更新する。
4. 次回の確認依頼を、質問として渡す
「業務内容を詳しく」ではなく、「担当工程、日常の作業、各作業の割合を教えてください」と具体化します。資料名、確認したい事項、回答予定日を一組にして依頼すると、追加質問の往復を減らせます。
5. つかさに入力するとき
確認できた情報を案件入力にまとめ、未確認事項は未確認と明記します。要件チェックの結果と元資料を照合し、不足情報を確認してから書類ドラフトへ進みます。この記事の表は手元で使う整理例であり、表の自動取込みや専用の進捗管理機能を示すものではありません。
制度の確認にはことのりの行政書士向け法令調査、提出資料の整理には添付書類を揃える手順も参照してください。
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出典
本記事は参考情報です。制度の詳細や最新の取扱いは、必ず一次情報(e-Gov 法令検索、出入国在留管理庁・国土交通省・各都道府県の公表資料)で確認し、個別の案件は有資格者の判断で進めてください。